私が今まで書いた詩の詰め合わせを載せていきます。
「有楽町線」
ヒールはいて走って会いに行けない
有楽町線飛び乗って会いに行けない
あなた以外何もない街に行けない
あんなところもう絶対行かない
家しかない 飲食店もろくにないじゃない
なんで会いに行ってたのかもう分からない
来るかも分からないラインはもう待てない
一ヵ月ぶりに会いになんていけない
「忙しい」が口癖だったね
寂しいと直接言えないような 寂しい恋はもういらない
「子ども」
子ども に教えるみたいに勉強教えてくれるあなたが好きだった
あなたに可愛がられたかった あなたの子どもみたいに優しく甘やかされたかった
内緒だけどあなたとの子ども もほしかった
矛盾だけどあなたを守りたかった
浮かんでくるのは 子とあなたの手を繋いだ後ろ姿
そんなものに苦しめられたくなかった
大変なあなたが可哀想で愛しかった
今日あの子は何食べてるのかな
わたしが家族になりたかった
「とどめる」
家族構成 血液型 誕生日 仕事 趣味 好きな食べ物 好みの男 元カレの話
私の好きなもので埋まった部屋 私が今まで受け取った言葉
私のこと伝え終わったら そこからラクで恋は楽しい 遠慮なく触れられるし
黙ってても過ごせるから きみが私に飽きる手前 そこでとどまっていたい
今ここが一番楽しい 優しいきみの横で来週行く水族館の話が出来る 今
「あなたに1番会いたい日」
この穴 誰かで 埋めようと思って知らない人に電話する、初めて会う人に会ってみる、行きたい場所行ってみる、言われたまま高いお肉でも食べてみる
肉の味よりあなたが残っている、つまらない
誰かといた時間の中からあなたの記憶の残りを見つけるの得意になってしまった
あなたが強すぎる 濃い存在は誰でも消せない
あなたよりかっこいい人、あなたより通じない会話
あなたより高い身長の人、あなたじゃない人
あなたが基準でつまらないわたし
知らない人と会った帰り道が 虚しくて疲れて 一番あなたに会いたいよ
「別れ話」
いつも文句言ってたよね私 食事中にテレビ見ないでとか 前の彼女の話しないでとか
あぁ馬鹿だ そんなの一緒にいれるなら
どうってこともないことだったって気づいてしまう
一緒にいれるならそれでよかったって別れ話の途中で思ったって意味ないのに
「なに俺の顔見てんの」って最後に焼きつけてるんだよ
「嘘つき」
せめて分かれば許せるような気がしてる。
あなたはどんな気持ちで私を誘いどんな気持ちで話を聞いてどんな気持ちで告白をしてきてどんな気持ちで私と寝てどんな気持ちで今
私を無視しているのだろう
「春」
春になったらお別れだときみが言う
私はマフラーを巻いて手袋を付けて冬を引きとめる
このままきみといれる冬でいいのに
「春が1番好きだ」と言っていたきみを思い出して不安になる
「一緒についていきたい」と言っても喜ぶきみを想像できない
うつむくきみと戸惑うきみが浮かんできて
そんな顔をさせた事に悲しくなる
だから一緒に春を待っている
花粉症の薬と春服の準備をして
「寒いね」といつも通りきみのポケットに手を入れながら 春を
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