楽しい恋愛をしていても、これ結婚に繋がるのかなぁと思ったら途端に手放すことを考えてしまう。
甘ったるいパフェを食べながら、私糖尿病にならないよね。
まつ毛にパーマかけながら気分も上がってるけど、こんなのどうせ一ヵ月後下がるし、年間いくらだろう。
好きなブランドのバッグを買いながら、気高い女気取ってみたいけど、将来のために貯金しなくて大丈夫かな。
常に先のことばっかり考えている。
今の幸せより、生きてるか生きてないか分からない老後のことばっかり。
上がらない給料とか、持ってない持ち家とか、出来るか分からない子どもとか、絶対来る親の老いとか
全部怖い。
いつまでもワンルームで一口コンロで追い焚き機能なしのお風呂でピンクのベッドシーツで夢見てんのかな。
ねぇ私将来どこ住んでる?誰といる?
誰もそんなの教えてくんないから、将来のために少なすぎる給料から少なすぎる貯金するし、健康のために野菜食べてサプリ飲んでる。
好きな男の可愛すぎる寝顔を見ながら、つるつるの頬にキスして幸福で死にそうなんだけど
我に返って、ダメダメこの人、結婚する気ないんだからリミット決めよう、いつ他探そうか? と思う。
今が楽しければいいなんてお気楽に生きれない。
残高で生きてますなんて笑えない。
どうせ結婚できるでしょ晩婚化だし笑 なんてゆったり構えてられない。
えっと5年後何歳?
今から結婚するとしたら、結婚相手に出会うのが来年だとして、そこから1年付き合って、1年妊活して、2人目産むとしたら
育てる体力あるかな。
逆算始めたら既に間に合ってなくて眠れない。
「将来の夢なに?」「私歌手」とか言っていたかった。
「ねぇ結婚何歳にしたい?」「私は22歳」とか言っていたかった。
ごめんね、小学生の私。
あなたが憧れて眺めてた脚の長いおねぇさんにはなれてないし、あなたのお母さんみたいな理想的な結婚生活は送れてない。
過去の私に脳内で謝り倒すが許してくれるだろうか。
本当はね。
思い通りに計算通りに進むはずないんだから、過去に謝ることも、未来を考えすぎる必要もない。
だって2年前の私に「みんなマスク付けて歩いてるよ。一時期マスクが街から消えた」
って言ったら
「はい?」ってなるし、予想できない事なんて沢山起こる。
私の人生は、明日激変する可能性を秘めている。
好きな芸能人が超ブス専で私に一目惚れするかも、
石油王を助けて求婚されるかも、
事故に巻き込まれて即死するかも、
何か才能を見出されて芸能人として稼ぎだすかも、
ノリで買った宝くじ5億当選するかも、
そんな可能性を妄想はするものの、
一番現実的に思い浮かぶのが老後の孤独死なんだから、妄想癖のくせにネガティブすぎる。
人生の逆算は不幸にしかならない。
将来のことはわからないけど、私の今を幸せにするのは私。
パフェにミルクティーの激甘組み合わせで脂肪と糖だらけでも、手っ取り早く幸福になれればいいじゃん。
私の顔がデパコスとプチプラコスメどちらで出来てるかなんて誰にも絶対わかんないんだけど、でもテンション上がるので。
私の肌はサンローランで、まつ毛はdiorで作られてていいじゃん。
お気に入りの新作ワンピースに10万円以上するバッグと高いヒールで銀座や六本木ドヤ顔で歩けばいいじゃん。
本能的に惹かれはするけど、その先なんてない男とぐったりするまで抱き合って時間溶かしてもいいじゃん。
たまには 今を味わう贅沢に酔いしれたい。
仮に一人ぼっちで貧乏で長生きだとしても、老人の私はきっとそんな若い私を叱らないだろう。
若い私が楽しくてよかった。いい人生だったね と言ってくれるだろうから、
たまには逆算をやめてとことん酔おう。
真面目な私と真面目なあなたへ、そうしようよ。
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