大人の恋愛には告白がないとたまに耳にする。
でも 私は 子どもだねと言われるかもしれないしナンセンスかもしれないけど、関係性に名前を付けるのはとても大切なことに感じる。
例えば頻繁にデートをしていて、毎日連絡を取っていて、好き好き言い合っても付き合おうと言わなければ恋人じゃないのだ。
想いあっていても、体を寄せても、何も言われなかったり、相手に友達だと言われれば友達。
確かな関係性にするには言葉が必要不可欠だ。
だらだらと、腐れ縁のように、暇があれば会い、付き合ってはなくて、なのに長く続いてしまう男女関係はそこらじゅうにあるだろう。
はっきりとしたゴールを結婚だとすると、ゴールにはずっといけないのに、手放すこともできない関係。
私もその曖昧さを味わったこともあるし、きっとみんな少なからず「私達って…」という言葉を飲み込みながら、一緒にご飯を食べたり、ゲームをしたり、抱きしめられたりしているんじゃないだろうか。
「大人ってこんな感じかな」と思いながら自分たちの現実に目を背けて。
もう終わっている恋人がいたとして、夫婦がいたとして、そこに愛がなくとも、肩書きがあるというのは時に、愛を吹き飛ばす威力がある。
私はたまに分からなくなる。ただ好きで両想いなら、それでおしまいでいいはずなのに。
ただ会いたい瞬間に、会いたい人と会えればそれでいいはずなのに。
いつか終わるものを終わらせないため。
続くうちは名前で縛りたいため「彼氏」にするし、もっと深く繋がりたいがために「旦那」にしたい。
「恋人でも友達でもない人」なんて名前のないズブズブの沼でもがきたくない。
「彼氏」と名づければ、終われるし始まれる。
やはり嘘でも、風のように軽い気持ちだとしても、一瞬でも、私は関係性に名前がほしい
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