30代独身女性の本音と生きにくさと些細な幸せを益田ミリが描く『すーちゃん』シリーズ

本のご紹介

すーちゃんシリーズは独身の30代女性が働きながら時々恋をして生きていく4コマ漫画である。

結婚もせず子供も持たずおばあさんになるの?とふと考えたりする主人公のすーちゃんを中心に、寝たきりの祖母と母との3人暮らしで13年間彼がいない友達や、不倫をしていたけれど不倫をやめて結婚相談所に入る友達など少しリアルな独身女性が登場人物だ。

シリーズの順番は、
すーちゃん (幻冬舎文庫 ま 10-2)結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日 (幻冬舎文庫)どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心 (幻冬舎文庫)すーちゃんの恋 (幻冬舎文庫)わたしを支えるもの すーちゃんの人生となっている。一冊ごとにすーちゃんも歳を重ねていく。

すーちゃんはゆるいタッチの4コマなので気軽な気持ちで見れるのがとても魅力なのだけど、内容はとても奥深いし、グサリと刺す台詞が多い。

「自分を苦しくさせている人がいるということにまた少し傷ついてゆく」

引用:益田ミリ『すーちゃん』(幻冬舎、2006年)

「休まず働いて何があたしの手に入るんだろう。」

引用:益田ミリ『すーちゃん』(幻冬舎、2006年)

「日曜日なのに仕事…この日曜日もあたしの人生の一部なのに」

引用:益田ミリ『すーちゃん』(幻冬舎、2006年)

「ため息ひとつで幸せもひとつ逃げるって誰かが言ってたけどため息までガマンしたら窒息するよ」

引用:益田ミリ『すーちゃん』(幻冬舎、2006年)

「【一生一緒にいよう】と誓い合うなんてそれだけですごいことのような気がしてきた。たとえその誓いがやぶられることがあったとしても」

引用:益田ミリ『すーちゃん』(幻冬舎、2006年)

独身女性には共感すること間違いなしであり、シンプルで読みやすい四コマ漫画なので是非読んでみてほしい。

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